死のリスクを高めるサルコペニア

最近、サルコペニアという言葉を良く聞くようになっていますが
サルコペニアとは何か？知っていますか？

【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO50773080Z10C13A1MZ4001/

サルコペニア（加齢性の筋減少症）

サルコ＝筋肉
ペニア＝減少

サルコペニアとは何か？

サルコペニアとは、加齢とともに、筋肉の減少や身体機能が低下した状態の事を指しています。
老化によって筋肉が衰えてきたところに脂肪が蓄積する肥満。

[check] メタボよりも怖いサルコペニア肥満

[check] ７０代の女性に多い

[check] 閉経後に特に脂肪がつきやすくなる

[check] 男性よりも女性に多い

[check] 年をとれば誰でも起こりうる病気

[check] そんなに太っていないのに肥満

[check] 間違ったダイエット法によって起こる可能性がある

[check] 新しいタイプの肥満

[check] 高齢者に多くなってきている

[check] 糖尿病（１９倍）や高血圧（女性で２．３倍）などの生活習慣病になりやすくなる

[check] 寝たきりの原因になる

[check] サルコペニアの評価方法は、世界的にまだ統一されていない

[check] 転倒や骨折によって寝たきりのリスクが高まる

[check] 身体機能や免疫機能も低下その結果死に至る

[check] 筋力が低下する事でＡＤＬやＱＯＬが低下する

【メタボリックシンドローム】
・内臓脂肪型肥満
・高血圧・高血糖・脂質代謝異常のうち２つの症状

【サルコペニア肥満】
・加齢が関係している肥満
・筋肉量が低下する

サルコペニア対策

筋肉トレーニングと栄養管理が重要である！！

食事を減らすダイエットは危険！
太って来ているからと、食事をとらないダイエットは
筋肉が痩せて脂肪だけが残る可能性があります。
運動と併用することが大切です。

良質なたんぱく質を摂る事が重要
鳥肉や牛肉・豚肉・鮭・たまご・大豆など

予防するには運動が必須
スクワットや腕立て伏せが効果的
踏み台昇降運動などの太ももを上下する運動
自宅で毎日３０分でも効果的
プールでの歩行もＯＫ
筋トレとウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を組み合わせると効果的

高齢者の問題として

最近、「サルコペニア」という言葉をよく聞くようになってきました。
医療従事者としては、このようなキーワードはしっかりと確認しておく必要があります。

[check] サルコペニアとは何か？

[check] どんな人に起こりやすいのか？

[check] 対策はあるのか？

などの視点でいろいろ調べてみるといいと思います。
サルコペニアは、疾患そのものが即死につながるというわけではありませんが間違った知識や軽く見ていると危険な状態になる可能性もあるので注意が必要です。

再就職・転職ワンポイント

このようなキーワードは、再就職や転職時の試験にも出る可能性があります。サルコペニアというキーワードを全く知らなければ、面接時に「サルコペニア」についてどう考えていますか？などと聞かれても全くわからないと思います。
医療業界は、新しい用語などもたくさん出るのでニュースなどはチェックしておきましょう。たま、肥満というキーワードで言えば、メタボリックシンドロームなどと比較できるようにしておくことも重要です。

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